2026年6月 5年生の学習プランについて
【5年生の学習の質と成績を伸ばす転換点】5年生の5月・6月は、今後の成績が伸びるかどうかの大きな転換点です。現在の成績の良し悪しに関わらず、今の時期に「学習の質」を高めておくことが、確実に今後の成績向上へと直結します。手引きの当てはめや、脊髄反射のように問題を見た瞬間に解き始めるのではなく、なぜその公式が出来上がっているのか、どのように導き出されたのかといった「基礎概念」の深い理解に時間をかけることが不可欠です。いざとなれば自分の頭で論理を組み立てていけるような学習を目指してください。
【教科のバランスと入試へ向けた基礎固め】
毎日の学習において、特定の強化に偏るなどのばらつきをなくし、4教科バランス良く学習を進めることが求められます。 算数: 計算スピードをつけるための単純な競争のような訓練と、落ち着いて問題文をしっかり読む学習の双方をバランス良く行います。 全般: 今の時期の学習は、単に6年生の基礎を作るだけでなく、夏休みに控えている最重要単元を理解するための「地ならし」であり、受験本番に向けた根本的な基礎を築く段階であることを意識してください。
【新しい知識の丁寧な習得と親のサポート】
新しい知識を一つずつ丁寧に学習し、「あ、そういうことだったのか」と腑に落ちて納得する経験をたくさん積むことが目標です。繰り返しの回数だけでなんとなく覚える丸暗記ではなく、意識して理解し覚える方法を身につけることで、来年6年生の5月に成績を大きくリードできる土台が完成します。各塾(サピックス等)のチェック体制が厳しくなり学習の負担が増える中で、子どもがパンクしないよう、親が取捨選択をしながら上手に寄り添い、学習を管理していく必要があります。
下記のチェックをクリックすることで、今月のチェックポイントを個別に動画・要約で確認できます。
必要だと思ったものだけでもよいので、1つでも多く取り入れて頂くことで、より良い学習習慣を習得することが可能です。
動画の内容をすぐに読んでいただけるように「要約」もつけておりますので、こちらも合わせてご参考ください。
▢チェック1GWをきっかけに勉強のペースを崩していませんか?
【「早く終わらせたい」焦りによる解き方の雑さ】
ゴールデンウィーク明けの1ヶ月間は、勉強のペースを崩してしまう、いわゆる「5月病」のような状態になる子どもが多く見られます。その代表的な兆候が、問題の解き方が雑になることです。「早くやんなくちゃ」という焦りが強くなり、問題に対して「これで本当にいいのかな?」「何か忘れていることはないかな?」といった自分との対話や自問自答の時間がなくなってしまいます。その結果、何も考えずに突っ走ってしまい、塾のテストでのミスが急増することにつながります。
【宿題の増加とやりきれなさによる停滞】
5年生はますます重要な単元に入っていくため、数ヶ月前に比べて塾の宿題が増える傾向にあります。 心理的負担: 子ども自身は「頑張らなきゃ、終わらせなくちゃ」と思っていても、大量の課題を前に「こんなのやりきれないよ」と困ってしまい、ぼんやりしてしまうことがあります。 学習意欲の低下: なんとなく疲れていて朝起きられなかったり、夕方の学習時間になってもなかなか始められなかったりすることが増えます。この時期にペースを崩しやすいのは、自分の子どもだけではないと親が理解しておくことが重要です。
【朝学習の質と学習時の集中力の見直し】
ペースの乱れは、朝学習の基礎的な計算や一行問題のトレーニング(例えばサピックスの「基礎トレ」など)に顕著に現れます。単にやっているかどうかではなく、「ノートに途中式を書いているか」「必要な図を描いているか」「問題文をしっかり読んでいるか」といった学習の質を確認してください。「嫌だけど終わらせなくちゃいけない」という義務感でやっているのか、「中身を知りたい」と集中して取り組んでいるのか、学習を始めたときの集中度合いを親がしっかり見極める必要があります。
▢チェック2 今の学習が6年生の成績に大きく影響することがわかっていますか?
【基礎知識の習得と6年生での成績向上】
5年生の間に「なぜそうなるのか」に興味を持ち、基礎概念を深く納得して「なるほど、そういうことだったのか」と膝を打つような経験をたくさん積んでおくと、6年生になってからの成績は順調に伸びます。一方で、基礎知識が曖昧なまま表面的な手順だけを覚えてしまうと、応用が効かず、6年生になって学習時間を増やしても成績を上げるのが難しくなります。今の時期に基礎知識を定着させることが、6年生以降の成績に直結していることを理解する必要があります。
【インプット期とアウトプット期の違い】
塾のカリキュラムにおいて、学習の目的は時期によって大きく異なります。 5年生〜6年夏(7月まで): インプットの学習期間です。知識を頭の中に定着させることが目的です。授業をしっかり聞き、復習を通じて「こういう問題はこれを書けばいいんだな」「物語文はここが重要なんだな」といった基礎知識を確実なものにします。 6年秋(8月以降): アウトプットの学習期間です。授業形態も「10分でこの3問を解いてごらん」といった演習と解説の繰り返しに変わり、蓄えた知識を引き出して問題を解く「得点力」をつける期間となります。
【志望校に向けた得点力と重要単元の開始】
6年生の秋以降は、単に塾のテストで良い点を取るためではなく、志望校の入試問題の傾向に合わせて点数を取るための得点力強化が求められます。現在、算数では「速さ」「割合」「平面図形」など、入試頻出の最重要単元にすでに触れ始めています。これらを5年生のうちに確実に習得しておけば6年生での学習が楽になりますが、積み残しがあると、弱点補強と演習を同時に行わなければならず、非常に苦しい状況に陥ってしまいます。
▢チェック3 親子ともに、勉強を「終わらせる」ことが目的になっていませんか?
【2種類の宿題と定着のための宿題の弊害】
他塾も含め宿題の量は増加傾向にあり、計算コンテスト50問や一行問題、演習問題など多岐にわたります。宿題には「計算・漢字練習など学習の素地を作るもの」と、「授業で習ったことを定着させるもの」の2種類があります。特に後者において、「とにかく終わらせる」ことが目的になってしまうと、問題文を読まずに上の例題と同じ公式に数字を当てはめるだけで解くといった弊害が生じやすくなります。
【問題文の熟読と思考の時間の確保】
終わらせる目的の学習を防ぐため、どんなに簡単な一行問題であっても、問題文を最後まで読んでから解き始める癖をつけてください。 思考の時間の確保: 読み終わってから解き始めるまでに0.5秒〜1秒というわずかな時間で構いませんので、「これはこれと同じだからこの考え方でやろう」と考える空白の時間を持ちます。読み終わるかどうかの瞬間に手を動かし始めている場合は、やり方をなぞっているだけだと疑う必要があります。
【必要な作業の徹底と解き終わりの自問自答】
今の時期は問題を解きながら「解き方」を学習している段階です。以下の対策を徹底してください。 作業の省略防止: 算数や理科の計算問題、国語の線引きなど、線分図を描くといった必要な作業を省略させないでください。 解き終わりの自問自答: 1問解き終わった直後に、「この“ような”問題は何が大事だったっけ?」と数秒間振り返ります(例:「線分図を左側に付け足せばよかった」「面積図やベン図を描く」など)。最初は親が「このような問題は何が大事だと思う?」と声かけをして意識づけをしてあげることが効果的です。
▢チェック4 「書く」作業を面倒に感じている、または省略し始めていませんか?
【作業の重要性と手書きが生み出す気づき】
ある程度基礎が固まっている子ほど、図を描かず頭の中だけで処理しようとしたり、「面倒くさい」と感じて作業を省略しがちです。しかし、難関校の入試問題になるほど、手を動かしながらヒントを見つけ出す手作業が必須になります。泣きながらでも色々と図や式を書き出していく中で、「ここだけ例外じゃん」「これで引っかけているんだ」といった次のひと手や気づきが生まれるため、書く作業を省いてはいけません。
【暗算の活用とワーキングメモリの管理】
計算を早く正確にするための暗算力は非常に重要であり、繰り上がりや繰り下がりの数字までいつまでも書き続けるのは良くありません。 メモ書きの徹底: ただし、「暗算に暗算を重ねる」ことは避けてください。一度暗算で出した結果を頭の中に留めたまま次の計算に進むと、子どものワーキングメモリが溢れ返って計算ミスを誘発します。一度出た計算結果は必ずメモ書きして頭の中を空にし、余裕を持たせることが大切です。
【行き詰まった時の声かけと第三者の活用】
問題が解けずに手が止まっている時は、親が以下の3つのステップで声かけを行ってください。 条件の確認: 「何が分かっているの?」(問題の条件を確認する) 結論の確認: 「何を聞かれているの?」(問題の結論を確認する) 図解の促進: 「何を書けば解けそうな気がする?」(面積図など、子ども自身に答えさせ、否定せずに書かせる) 反抗期で親の言うことを聞かない場合は、塾の先生やパーソナル指導の先生など、子どもが信頼している第三者から「式を書け、図を描け」と指導してもらうのが効果的です。また、親が手本を見せてから隠し、目の前で実際に描かせる練習も有効です。ゆっくりと考える時間を週に2時間は確保してあげてください。
▢チェック5 新しく習った解き方を積極的に使っていますか?
【割合や比の概念と新しい解き方への移行】
6月頃から算数では「割合」(何倍でしょうという概念)や「比」の学習が本格化します。これまでの少数計算から、比を使った簡単な整数同士の関係で表す計算に移行しますが、多くの子どもが新しい解き方を使わず、これまでに習った割合のやり方で解こうとしてしまいます。今は「その問題を解く」のではなく「そのような問題を解くための方法」を習っている時期なので、新しい解き方を積極的に使わせる意識づけが非常に重要です。
【授業ノートの確認と親への説明】
子どもが授業で新しい解き方をしっかり吸収しているかを確認するため、以下の方法を取り入れてください。 ノートのチェック: 授業中の板書を全部写す必要はありませんが、最初の2〜3問だけでも丸写ししてきているかを確認します。食塩水の問題なら、従来のビーカー図ではなく面積図や天秤法の絵が描けているかを見ます。 解き方の説明: 帰宅後、「今日算数で何やったの?どんな解き方するの?」と手短に聞き、子どもが親に新しく習った解き方を説明できるかをチェックします。「お母さんに教えるためにメモしてきてね」と伝えておくのも効果的です。
【図や式を書く姿勢の褒め方と導き方】
子どもが家で問題を解いている時、横に張り付いて見張るのではなく、ふとノートを見て「おっ、図描いてるんだ、えらいね」「式を書こうと思い始めたんだ」と前向きに褒めることが原則です。 ルールの指導: もし描けていなければ、「先生が書いたのと同じ図でやってごらん」と促します。線分図は左側を揃える、面積図は階段状にして長方形を2つくっつけるといった具体的な描き方のルールを知らない子も多いため、少しずつ慣れさせていく根気強いサポートが必要です。
▢チェック6 成績の良い時・良い教科は、「なぜ点数が取れているか?」親が説明できる?
【「なんとなくできている」ことの危険性】
成績が良い教科や単元について、「なんとなくできているから安心」と放置していると、後半になって成績が急落する原因になります。例えば国語の場合、読書経験が豊富で直感的に解ける子は、5年生の1学期まではほとんど勉強しなくても高偏差値が取れることがあります。しかし、2学期以降は作問者が意図した落とし穴に引っかかる問題が増え、直感的な解き方のままではじりじりと偏差値が下がってしまうため注意が必要です。
【得意と苦手の本当の原因を見極める】
算数において、「図形問題は得意だが文章題が苦手」という子の中には、単に問題文を読むのが嫌いなだけというケースが少なくありません。図形問題は文章が短く解きやすいと感じているのです。しかし、図形が得意ということは「予測する力」は高いはずです。この見方を利用し、「文章題でも、数行の問題文をしっかり読んで、何が分かっていて何を聞かれているかを整理する癖さえつければ必ず伸びる」と導いてあげることが大切です。
【成績上位時におけるさらなるテスト直し】
成績が良かった時こそ、欲張ったテスト直しを行ってください。 基準の引き上げ: 通常は「100−そのテストの偏差値」で出た正答率以上の間違えた問題を復習しますが、成績が良い時はさらに10を引き(例:偏差値60なら、100-60-10=30%)、正答率30%以上の問題まで広げて解き直しをさせます。 国語の選択問題: なぜ自分が選んだ選択肢が間違いなのか、なぜ模範解答の選択肢が正しいのかを、本文に立ち返って探す練習を徹底させます。 記述問題: 模範解答の解説を読み、指定された重要な言葉がしっかり入っているかを確認させます。
□チェック7 家でできたのに、テストで正答できないこと多くなってきた?
【家で解けるのは「たまたま」である可能性】
テストでたくさん間違えた問題を、家に帰ってやらせるとすんなり解けてしまうことがよくあります。これは実力が発揮できなかったわけではなく、実は問題の本質を「理解できていなかった」ケースがほとんどです。テストで使った間違った方法を避け、別の方法(正しい手順)をたまたま思い出しただけで正解している可能性があります。本当に理解しているかを確認するため、「これ、どの様に解いたの?解き方を教えて」と親が聞いてあげてください。説明できなければやり直す必要があります。
【問題文の熟読と作業の徹底による改善】
テスト中の焦りから、解けない子どもの多くは問題文をきちんと読んでいません。以下の癖をつけさせます。 リード文の確認: 理科や社会の長文問題では、最初のリード文に多くのヒントが隠されているのに、いきなりカッコ1の問いから読もうとします。どんなテストでも、最後まで読み切って内容を理解してから問いを読む癖をつけさせます。 作業の癖づけ: 普段から図や式を書き、抜き出しながら考え、考えながら書く訓練を徹底することで、テスト本番での対応力を高めることができます。
【テスト後半の「残り10分」の過ごし方】
テストの後半に正答率が極端に下がる子は、「あと10分しかないのに半分しか終わっていない」と焦り、適当に数字を当てはめて解答欄を埋めようとしてしまいます。親は事前の声かけでギアチェンジの方法を教えてあげてください。「あと10分と思ったら、解答欄を全部埋めることはすっぱり諦めろ。解けそうな問題を探して、そこで丸を1個でも2個でも増やす気持ちに切り替えてごらん」と何度も伝えます。「だいたいできた」というのは単に解答欄が埋まった安心感に過ぎないため、全部埋める指導は逆効果です。
チェック8 どれか1つあてはまりませんか?
□ 好きな教科ばかりを勉強している
□ 算数に使う勉強時間が多すぎる
□ 国語の勉強時間があまりない
□ 理科・社会を後回しにしがち”
【好きな教科への偏りとサンドイッチ学習法】
算数ばかり、あるいは暗記しやすい社会ばかりなど、好きな教科に偏った学習は危険です。好きな教科に集中できるのは良いことだと肯定しつつも、学習の順番に工夫が必要です。好きな教科の間に嫌いな教科を挟むのは難しいため、「嫌いな教科を15分やる」→「好きな教科」→「嫌いな教科を30分」→「好きな教科」というように、嫌いな教科を少しずつサンドイッチのように挟み込んで目先を変える方法を取り入れてください。
【教科別の学習バランスと具体的な対策】
特定の教科に偏らず、以下のように学習時間を確保し対策を行います。 算数: 学習時間が長すぎる原因は計算の遅さです。380×70を筆算してしまうなど無駄を省き、0.125=1/8などを暗記します。図や式をメモしてワーキングメモリを空けることでスピードアップを図ります。類題のむやみな繰り返しも避けます。 国語: 週2〜3時間確保します。同意語・反意語などの語彙学習、授業後の10〜15分の振り返り(「場面の変化に印をつけるよう先生が言ってた」など)、テストで間違えた選択問題の根拠を本文から探す練習を徹底します。 理科・社会: 週1.5〜2時間(できれば2.5時間ずつ曜日時間を決めて)確保します。暗記科目と思わせず、社会の地理や秋からの歴史は因果関係を考えて覚えさせます。テキストを読み「今日の授業でどんな面白い話をしてくれた?」と聞き出します。
▢チェック9 勉強が手一杯だ、大変だなと、思うことが増えてきた?
【「丸三角バツ」による取捨選択の徹底】
宿題の量が増え、内容も難しくなってくるため、全てをこなそうとするとパンクしてしまいます。「丸三角バツ」を使った問題の取捨選択が必須になります。 丸(〇): テストに出ても絶対大丈夫な問題。 三角(△): ちょっと心配な問題。点数の伸びしろとなるため、この問題を復習の中心に据えます。 バツ(×): さっぱり分からん問題。時間がなければ丸とバツは省きます。
【計算ミスの原因分析と予防策】
基礎的な処理力、特に計算力においては、「量をこなせば正確になる」という考えは捨ててください。ミスを起こさないための具体的な訓練が必要です。 数字の書き方: 読みやすい数字を書く、縦の列をきっちり揃える、読み間違えやすい数字の癖を直す。 弱点の特定: 例えば「7の段」や「7を含む引き算」で間違うことが多いなど、特有のミスの傾向を見つけ出し集中訓練します。 計算の工夫: 交換法則などを使い「ここから計算すると早いのではないか」と工夫しながら解きます。間違えても「計算自体は合っているのになぜ間違えたのか?ここは交換できなかったんだ」と経験することが大切です。
▢チェック10 【算数】最重要単元「比」の備えはできているか?
【算数の最重要単元「比」に向けた図の書き方】
夏休みから本格化する「比」は、算数の入試問題の半分以上を占めます。割合や速さの基礎とともに、以下のように正しい図を書く技術を徹底してください。 線分図のルール: 「姉が1/3、妹が残りの1/3、弟が残りの1/3を取る」問題では、頭の中だけでやらず3本の線分図を書きます。基準が変わるごとに「四角1」「三角1」と印を変え、式で出た結果はすぐに図に書き込んでリンクさせます。 跳ね上がるボール: 「2度目に跳ね上がった高さ」を図で正確に書き、どこを指しているかを視覚的に理解させます。
【分数問題と食塩水問題の視覚化】
理系のお父さんが教える際の方程式的な解き方から脱却し、小学生の計算力で解ける図の書き方を身につけさせます。 分数問題: 連立方程式ではなく、左側を揃えた線分図を書きます。「分母に4を加える」といった条件を図示し、差を利用して「四角4+2が丸20」といった小学生の計算力で解ける形に持ち込みます。 食塩水問題: 従来のビーカー図(塩分数)ではなく、面積図や天秤法を使います。「水が減った分を面積の等しさで捉える」や、「蒸発したのは水だけなので、全体量が4/5倍になれば濃さは逆比の5/4倍になる」といった理科(水溶液・中和)の考え方も取り入れます。
各塾の学習ポイント
SAPIXの6月の学習ポイント
四谷大塚/早稲田アカデミーの6月の学習ポイント
日能研の6月の学習ポイント
浜学園の6月の学習ポイント
まとめ
【インプットからアウトプットへの移行と意識改革】
6年生の1学期(7月)までは知識を蓄える「インプットの学習」、夏休み以降は演習を繰り返して得点力を高める「アウトプットの学習」へと明確に切り替わります。現在5年生で学んでいる単元は、単なる目先のテスト対策ではなく、今後入試で出題されるさらに難しい問題を解くための「道具」や「素地」を身につけている段階です。この感覚を持って学習に向かうことが、今後の飛躍に不可欠です。
【「なぜそうなるのか」という納得感の重視】
学習において最も避けるべきは、理由も分からずに解き方だけを覚える「丸暗記」です。公式や手順をそのまま当てはめるのではなく、「なぜそうなるのか」「こうすればどう解けるのか」という「納得感」を大切にしながら勉強を進めてください。親は「納得して勉強しなさい」と抽象的に言うのではなく、「問題文は最後まで読もうね」「何が分かっているの?」「どんな図を書けば解けそう?」と具体的な行動に落とし込んで声かけをし、子どもが自然と実行できるように仕向けてあげることが重要です。
【教科バランスの見直しと子どもへの寄り添い】
算数ばかりに時間を取られて理科・社会が疎かになるなど、教科ごとのバランスが崩れていないかを今すぐ見直してください。今後、ますます重要で難しい単元が連続して登場します。学習の負担が増える中で、親は子どもがパンクしないよう、そして子ども自身が「分かりたい」と前向きな気持ちになれるように寄り添い、励ましながらサポートしていくことが、成績を伸ばす最大の鍵となります。