2026年6月 4年生の学習プランについて

【問題の複雑化への対応と学習の振り返り】
4年生の2月から4月頃までは比較的易しかった学習内容が、ゴールデンウィークを過ぎた5月から6月にかけて急激に難しくなり、問題が複雑化してきます。これまでの手順だけの丸暗記や、機械的な単なる計算練習になっていないかを振り返ることが必要です。計算練習であれば「正確に間違わずに計算する方法の学習」、文章題であれば「目の前の問題を解くことだけでなく、この手の問題を解くためのポイントの学習」というように、それぞれの学習の目的を意識した取り組みへと転換していく時期です。

【5年生以降に向けた学習基盤の構築】
4年生から5年生になると学習量は1.5倍に増え、難易度も跳ね上がります。さらに5年生から6年生でも同様に負担が増すため、4年生の今の時期に目一杯勉強していると後で必ずパンクしてしまいます。そのため、余裕を持ちながら学習しつつ成績を上げていく方法を身につけることが、受験まで続く学習の基盤を作るうえで最も重要です。本セミナーでは、気候の変化等によるモチベーションの波(5月病)への対処も交えながら、少しの工夫で確実に成績を上げるための学習のやり方や、親の適切なサポート方法について解説します。


▢チェック1GWをきっかけに勉強のリズムが崩れていないか?

【5月病によるペースダウンのサイン】
ゴールデンウィーク後の気温や湿度の激しい変化、そして2月から始まった受験勉強への慣れから「少しサボっても大丈夫か」という気の緩みが生じ、半数近くの子供が5月から6月にかけて学習のペースを崩します。そのサインとして現れるのが「解き方やノートへの書き方の雑さ」です。算数の計算が殴り書きになっていないか、国語の漢字の「トメ・ハネ・ハライ」に注意できているかを確認してください。書き方が雑になると、考え方や暗記も「なんとなく」や「大体」という雑なものになってしまいます。基礎トレーニングの1ページを終えるのに30分以上かかってぼんやりしているのも要注意です。

【遊びと勉強の切り替えとYouTubeのルール】
遊びと勉強の切り替えがうまくいかず、「早く始めなさい」と親が言わなければならない機会が増えている場合もペースが崩れている証拠です。特にYouTubeに時間を取られている場合は注意が必要です。YouTube自体が悪いわけではありませんが、ダラダラと見続けて勉強に切り替えられない場合は早急にルールを作ってください。「勉強が早く終わればYouTubeを見られる」というようにYouTubeを人参としてぶら下げるのではなく、「YouTubeを見ていい時間は決まっていて、それ以外の時間でちゃんと勉強しようね」というスケジュールを組むことが大切です。内容が複雑になり、丁寧に理解して頭の中を整理しなければならない時期だからこそ、短時間でも集中できる状態を取り戻すことが最優先です。

▢チェック2 算数の勉強にかかる時間があまりにも増えている?

【計算力の徹底と4年生における最重要課題】
1週間の家庭学習時間のうち、算数にかける時間が半分以上になっている場合は要注意です。入塾準備が甘かった家庭ほど、今の複雑な単元を理解するのに時間がかかりがちです。4年生の算数において最も重要なことは「計算力」です。これは100マス計算の速さではなく、少し面倒に見える四則混合計算(カッコ付き)や、途中に四角が入る「逆算」に対して苦にせずサラサラと解け、ほとんど正解できる力を指します。これができていれば、〇〇算といった特殊算が多少あやふやでも5年生以降で挽回できますが、計算が不安定だと積み上げる文章題も不安定になります。

【文章題における「問題文を読む練習」と音読の効果】
文章題において、なんとなく難しそうで思考がストップしてしまう子の多くは、問題文の条件や結論をしっかり読み取っていません。手が止まってぼーっとしている時は「なんでぼーっとしてるの?」と責めるのではなく、「今やろうとしている問題を音読してお母さんに聞かせてくれる?」と促してください。音読するだけで「そういう問題だったのか」と自分で気づくことが非常に多いです。それでも進めない場合は、親から解説するのではなく、以下の「3つの質問」で子供に考えさせます。 ・何が分かっているの? ・何を引かれているの?(問いの内容) ・何を書けば解けそうな気がする? このように、内容を教えるよりも自分で解けるように導くことが重要です。

【書くことによる「考える練習」と計算の工夫】
「考えなさい」と言っても子供は考えられません。算数の作法は「書くこと」です。数字を抜き出す、線分図や面積図を書く、天秤やベン図、表にまとめるなど、書くことで頭が働きます。難関校の過去問を見ても、公式に当てはめるだけの問題はなく、条件を整理して書き抜く作業から始まる問題ばかりです。また、日々の計算練習では「縦横を揃えて書く」「自分が読み間違えない数字を書く」といったやり方に注意し、工夫する気持ちを持って取り組むことで、結果的に算数にかかる時間を全体の4割程度に抑え、理科や社会にも時間を回せるようになります。

▢チェック3 これまで余裕でできていたのに、全体的に時間がかかるようになってきた?

【先取り学習の貯金切れへの対応】
入塾前から先取り型の塾などで勉強をガンガン進めてきた家庭の場合、これまでは授業をしっかり聞かなくても貯金で解けていましたが、この時期になるとその貯金が切れ始め、全体的に時間がかかるようになることがあります。この場合、元の「授業をちゃんと聞き、家庭学習でやるべきことをやる」という基本姿勢に戻す必要があります。授業の聞き方や、授業後に何をすべきかを再確認し、雑な学習になっていないかをチェックしてください。

【授業後の声かけと会話による記憶の定着】
授業が終わって帰宅した時や迎えの帰路などで、「今日〇〇の授業でどんなこと習ったの?」と聞いてあげてください。「算数でどんな問題やったの?」といった曖昧な質問から始め、子供が「数の並びだよ」と答えたら「数の並びって何?」「3の次が5、その次が7みたいに同じ数ずつ増えるやつ」「それで何をやったの?」というように深掘りします。子供は質問に答えながら授業内容を思い出し、ここで話せたことは1〜2ヶ月は忘れずに記憶に残ります。理科や社会でも、先生が脱線して話してくれた面白い内容などをたくさん聞いてあげることで、担当講師との相性も確認できます。

【家庭内でのミニ授業による振り返り】
算数などで特に効果的なのが、子供に「先生役」になってもらう「家庭内ミニ授業」です。「今日の授業でちょっと難しかったけど、お母さんに説明できそうな問題を1〜2問教えてくれる?」と柔らかく聞き、子供に説明してもらいます。その際、親は「へえ、なるほど!」と相槌を打ち、子供が適切な言葉を見つけるのを待ってあげてください。決して途中で注文をつけてはいけません。説明しながら子供自身が「本当は分かっていなかった」と気づいたり、「しっかり分かっている」と自信を持てたりします。帰宅後すぐに宿題をやらせるのではなく、この「思い出し時間」を20分程度作ってあげることで、翌日の宿題のペースが格段に上がります。

▢チェック4 口答えをすることが多くなってきた?

【反抗期への理解と「やっていないこと」の確認の避け方】
年齢的に反抗期に入ることは順調に成長して自立してきた証拠であり、良いことだと捉えてください。しかし、親の対応次第でむやみに反抗させてしまうことがあります。勉強に関して「これやってないじゃないの?いつやるの?」と、やっていないことの確認や指示ばかりしていると、親と話すこと自体を嫌がるようになります。10個やるべきことのうち3つしかできていなくても、まずは「あ、これやってるね!嬉しいな」と、できている3つを認めて褒めてあげてください。そこから入ると、残りの学習についての注意も素直に聞けるようになります。

【学習量の見せ方とごまかしのテクニック】
その日の勉強を始める時に「これを早く終わらせて、次にこれをやって…」と全量を一気に伝えると、子供は「こんなにやらないといけないの?」と圧倒されてやる気を失います。子供は「このぐらいなら少し頑張ればできそう」と思える量だけ提示された時に一番頑張れます。そのため、今日はたくさんやらせたいという日でも、「まずはこれやってみようか」と小出しに提示(演出・ごまかし)してください。一つ終わったら「できたね!集中してて偉かったね」と褒め、「今の調子なら次も15分で終わりそうだから、少し休憩してから行こうか」と見せ方を工夫することが重要です。

【口答えに対する余裕を持った対応】
親に対する口答えは遠慮がないため、「うるせえ、クソババア」といった汚い言葉を使う男子生徒も出てきます。しかし、その言葉一つ一つに反応して怒るのは得策ではありません。「うちだけがおかしいのではないか」と悩む必要はなく、成績の良い家庭も含め、どの家庭でも起こる当たり前の現象です。「そういう口答えができるようになって、あなたも少しずつ大人に近づいてきたね」と心の中で(あるいは実際に)余裕を持って受け流す姿勢を持ってください。もちろん、度を越して親の堪忍袋の緒が切れることもありますが、それも「普通にあること」として理解しておくことが大切です。

▢チェック5 なぜ、この答えになったか、お子さんは説明ができるか?

【表面的な手順の暗記からの脱却】
算数や国語において、「なぜそうやって解いたの?」と聞いた時に「だって塾の先生がそうやれって言ったんだもん」と答えたり、説明を嫌がったりする場合、本質を理解しておらず表面上の手順だけをなぞっている可能性が高いです。今はなんとなく解けていても、数週間先のテストでは確実に忘れて解けなくなります。新しい解法を身につけるためには、塾のノートに正しいやり方やポイントがしっかり写し取れているかを確認する必要があります。しかし、授業を聞きながら要約してノートをとるのは高度な作業なので、「授業中、2〜3問でいいから丸写ししておいで」と指示し、帰宅後に「なんでこの図で解けるんだろうね」と一緒に話し合う習慣をつけてください。

【授業後の説明と新しい解法の吸収】
子供が正しいやり方を親に説明できるかどうかが重要です。「今日どんな方法で解く問題だった?」と聞き、もしうまく説明できなければ「じゃあ次の授業でも同じこと聞くから、注意して聞いてきてね。授業の後に1〜2問お母さんに説明してね」と伝えておきます。すると子供は「あとで説明しないといけないから、1問だけでもしっかり聞いておこう」という意識に変わり、授業への参加態度が良くなります。今は昔の自分の解き方に固執せず、新しい方法をどんどん吸収して解ける問題の幅を広げていく時期です。目の前の1問だけでなく、周辺の問題も解けるようにするための勉強だと意識させてください。

【式や図を書く習慣とワーキングメモリの解放】
問題を解く時に式や図を書いているかどうかの確認も非常に重要です。これまでは頭の中だけで解けるレベルだったため、5年生・6年生になっても式や図を書かない子が非常に多いです。頭で考えられる範囲は狭く、ワーキングメモリはすぐに満杯になってしまいます。ノートに図や式を書いてワーキングメモリを解放してあげることが不可欠です。「授業中に先生が書いた図を思い出してまず書いてごらん」と促し、「図を書く時間がない」と反発されたら「図を書いた方が結局は速く正確に解けるようになるんだよ」と伝え、簡単な問題のうちから「図を書いてから式を書く」という習慣づけを徹底してください。

▢チェック6 基礎トレーニングの質は維持出来ていますか?

【基礎トレーニングの正しい取り組み方】
サピックスの基礎力トレーニングなどに代表される毎日の計算や漢字練習は、受験本番の朝まで続く重要な学習です。機械的にこなすのではなく、常に頭を使いながら取り組ませてください。 ・準備と姿勢: 日付とページを書き、少し丁寧な文字で書き始める。姿勢を正し、肘を机から出し、ノートは利き手側の目の正面に置く。 ・丁寧な文字: 「字を綺麗に」という曖昧な指示ではなく、「0は上から左回りに書く」「4の角はしっかりつける」「同じ大きさで縦横を揃える」と具体的に指示し、自分自身で読み間違えない文字を書かせる。一発で全問正解を目指す意識を持たせる。 ・問題文の読み切り: 1行問題であっても、途中で「こういう問題だ」と決めつけず、必ず最後まで読み切ってから解き始める。 ・間違えた時の対応: 答えを丸写しして終わりにせず、自分で考え直す。それでも分からなければ塾の先生などに必ず質問させる。

【やりたがらない時・雑になる時の親の工夫】
子供が基礎トレをやりたがらないのは「少し頑張ればできそう」と思えないからです。 ・量の調整: 1ページやるのに10分かかりそうなら、「最初の5問だけ5分でやってごらん」と量を半分にしてハードルを下げる。 ・採点の工夫: 4年生のうちはバツがつくと不機嫌になる子も多いので、親が丸つけをし、間違えた問題には印をつけずにやり直させ、合っていたら青丸をつける(赤丸と青丸だけのノートにする)。「よくできました」シールを貼るのも効果的。 ・環境の変更: 朝が苦手なら夕食前後に変える。自分の部屋でやりたがらない時はリビングに移動させ、座る位置や照明の明るさを変える(リビングは暗めなので補助のスタンドライトをつけるなど)。親が「よーいドンで1分半ハンデをあげるから競争しよう」と誘うのも良い。

【計算の工夫と機械的作業の防止】
基礎トレの丸バツは親が行い、答えの丸写しを防ぎつつ、途中の計算順序を工夫しようとしているかを確認してください。 ・分配・交換法則: 「48×37÷8」なら「48÷8」を先にする。「73×〇+73×△」なら分配法則を使う。「117」を見て「13で割れそう」と気づき分配法則に持ち込む。 ・数字の性質: 「25」を見たら「×4で100」、「125」を見たら「×8で1000」になることを利用する。 こうした工夫の意志が見えたら、すかさず「これだったらミス減るぞ!綺麗に書けてるね」と褒めて価値を認めさせてください。また漢字練習も20回書き取りするような無意味な作業ではなく、熟語の意味を捉え、1文字ずつの訓読み(意味)から熟語の意味を推測する練習をさせてください。

チェック7 どれか1つあてはまりませんか?
□ 好きな教科ばかりを勉強している
□ 算数に使う勉強時間が多すぎる
□ 国語の勉強時間があまりない
□ 理科・社会を後回しにしがち

【学習時間のバランスと「嫌いな教科のサンドイッチ」】
算数など好きな教科ばかりに時間をかけ、国語や理社が後回しになると、今後の成績が不安定になります。まずは「好きな教科に集中できるのは良いことだ」と認めてあげた上で、嫌いな教科をサンドイッチ状に挟む工夫をします。「社会の暗記が嫌いで算数が好きなら、まず社会を15分やってから算数をやっていいよ。算数を30分やったらまた社会に戻ろう」というように、短時間で区切って取り組ませてください。 算数に時間がかかりすぎる場合は、計算力が弱いか、無駄な筆算(例:480×30を筆算してしまう。48×3に0を2つつければ暗算できる)をしている可能性があります。授業当日の振り返りをして宿題のペースを上げ、宿題をむやみに3回も4回も繰り返さず、2回程度でしっかり納得させること、そして「いきなり計算せず、図や式を書いてから計算する」ことを徹底してください。

【国語・理科・社会の具体的な学習法】
科目ごとに1週間の適切な学習時間とやり方を設定することが重要です。 ・国語(週2〜3時間): 語句(漢字・慣用句・同音異義語など)の学習にしっかり時間をとり、意味を含めて完璧にする。授業後は「物語文を解く時、先生は何が大切だって言ってた?」「場面って何?」と振り返る。読解練習はテストの振り返りが最も効果的で、なぜ間違えたのか、なぜそれが正解なのかの理由を本文から探す練習をする。短期間で成績を上げるには、消去法の使い方などを教えてくれる良い指導者が必要です。 ・理科・社会(週各1.5時間): 「何曜日の何時から理社をやる」とルールを決め、算数が終わっていなくてもその時間は理社に切り替える。暗記科目だとつまらなく感じがちですが、因果関係の理解が重要です。いきなり宿題を解くのではなく、テキストの説明ページを広げ、「面白いと思ったところをお母さんに読んで」と音読させ、周辺知識にも興味を持たせることが大切です。

□チェック8 問題を1問解くのに、すごく時間がかかる

【ワーキングメモリを鍛える暗算と書き写し】
算数の問題に時間がかかる原因として、処理能力やワーキングメモリの不足が考えられます。効果的な対策は「2桁×1桁の暗算練習(例:23×8)」です。繰り上がりのある計算を頭の中だけで行うことで、数字を一時的に保持するワーキングメモリが鍛えられ、暗算力と正確性が高まります。また、計算問題をノートに書き写す際、1文字ずつ見るのではなく、できるだけ広い範囲の数字を覚えてから一気に書き写す訓練もワーキングメモリ強化に繋がります。 計算スペースの使い方にも注意し、ど真ん中から書き始めてスペースがなくなり、右上、左上へとあちこちに書いて後で読めなくなるのを防ぐため、「左上から順番に書き始める」ことを意識させてください。また、逆算などで方程式的な書き方(Xなどを使う)を親が教えるのは避け、塾で習った通りに計算の順序に番号を振るなどの正しい作法を守らせてください。

【国語の説明文「速・音読」と意味の推測】
国語の文章処理スピードを上げるためには、変な速読術(ページ全体を画像として捉えるようなもの)は有害です。1文字1文字をしっかり追って自然に速くなるのが理想ですが、訓練としては「説明文をできるだけ早く音読させる(速音読)」ことが黙読スピードの向上に非常に有効です。口を大きく早く動かし、滑舌良く大きな声で読みます。親と競争しても面白いですが、疲れるので15分を限度にしてください。 また、文章中に分からない言葉が出てきた時、すぐに辞書を引くと時間がかかるため、まずは「前後の文脈から意味を予想する」訓練をさせてください。全部読み終わってから辞書で確認しても構いません。この予想する力は、テスト本番でのスピードアップと得点力に直結します。

▢チェック9 マンスリーテストの対策ができていますか?

【マンスリーテスト1週間前の学習計画】
マンスリーテストは4週分の確認テストです。直前の週の内容は覚えていても、3〜4週間前の内容はかなり忘れているため、テストの前の週にはその「思い出し・確認」の学習をプラスする必要があります。普段の学習時間(週10時間なら算数4h、国語2.5h、理社各1.5h、その他0.5h)のうち、この「その他0.5h」をテスト対策や振り返りに充てます。 普段の学習の中で、マンスリーの1週間前にもう一度やり直すべき問題に「三角印」などのチェックをつけておき、週テストがある塾ならその復習も兼ねてチェックを入れておくことで、次のテストで得点源になるポイントをあらかじめ見つけておくことが重要です。

▢チェック10 実力テストの対策の仕方を知っていますか?

【実力テストへの対応とテスト直後の振り返り】
範囲のない実力テスト(学期に1回程度)に向けた特別な対策は存在しません。実力テストの成績は、日々のマンスリーテストの積み重ねの結果として、数ヶ月のタイムラグを経て現れるものです。したがって、最も重要なのは「マンスリー(月例)テスト直後の振り返り」です。 全教科やる時間がない場合は算数と理科だけでも構いません。満点答案を作る必要はなく、「正答率が50%以上なのに間違えた問題」や、「(100 – 目標偏差値60 = 40より)正答率40%以上なのに間違えた問題」に絞って振り返りを行います。この振り返りの段階で、再度復習すべき問題に「三角印」をつけておきます。実力テストの前には、過去3回分ほどのマンスリーテストに残ったこの「三角印」の問題だけをやり直すことで、効率的な実力テスト対策が完成します。

各塾の学習ポイントのチェック

SAPIXの6月の学習ポイント

四谷大塚/早稲田アカデミーの6月の学習ポイント

日能研の6月の学習ポイント

浜学園の6月の学習ポイント

まとめ

【学習の仕方を見直し、自ら考える習慣を】
2月からスタートした4年生の学習は、4月までは比較的易しく、入塾準備をしてきた子ならなんとなくやり過ごせていたかもしれません。しかし、ゴールデンウィーク明けからいきなり内容が難しくなり、すでに壁にぶつかっているご家庭もあるでしょう。

ここでもう一度、勉強の仕方を見直す必要があります。 特定の教科(算数など)に偏らずバランス良く学習時間を配分すること、そして算数においては表面上の手順をなぞるだけでなく「なぜそうなるのか」を深く理解する姿勢が不可欠です。

塾の授業後の親子の会話や、親からの「なぜそのように解くの?」という声かけ、そしてノートに図や式をしっかり書き「書きながら考え、考えながら書く」習慣を身につけることが、一見遠回りに見えても、結果的に複雑な問題を早く正確に解くための最短ルートとなります。 現在お子様が少しスランプ気味だと感じた場合は、今回のセミナーでお話しした様々な対処法を参考にしながら、根気強く励まし、サポートしてあげてください。

次回7月のセミナーでは、初めての「夏期講習」に向けたお話を予定しています。